2021年8月28日

この紙切れ1枚に15年。

「あなたは司法書士試験に合格しました」

このひとことを言わせるためだけに15年。

27歳ではじめて　気が付いたら　40歳超えたおっさんです。

 

あなたは生まれてきてこれまで　ええことありましたか？

あるでしょうね。

しかし、私はありませんでした。

この紙切れ一枚を目にするまではね。

 

2020年12月27日、不在通知をもって　郵便局に朝8時に行きました。

この紙切れ一枚見た、

それだけで

「生きててよかった」

42年、人間やってきて　はじめて思いましたよ

心の底からね。

 

もう二度とやらん！

もう絶対に司法書士試験の勉強なんかやらんぞ！資格業者に煽られて　こんなもんに依存した俺が悪かったんや！

 

10回連続でハネられた過去の私は　そう言いました。

でも、その4年後　また同じことを始めました。

どうやって再開？

2020年4月　コロナなりました、緊急事態宣言なりました。

「仕事なくなった、金もない、やることなくなった」

ふと、

ふと、押し入れの中見たんですよ。

そしたらね、司法書士の教材が出てきたから見たんですわ

その中で何を見た？

自分の書いた、汚い字のメモ

自分が自分に向かったメモです。

 

それ見た瞬間、

大阪難波のジュンク堂に電話して、

「あいてる」ってゆったから　すぐ出かけた。

司法書士の教材買いました。8万円分くらい。

金ない、仕事の見通しもないくせに。

 

自分が自分に向かったメモてどんなんかって？

こんなんです。

これ、2020年の画像でない。

去年　受験生活再開して受かった後も　ずーーーーーと今日まで　部屋の壁にそのまんまにしてあるってことです。

10回連続でハネられ、勉強やめた4年間

あれだけ金と時間と労力使ってアカンかった司法書士試験と離れた、

ええことあると思うでしょ？

結果は逆だった。

 

あなたは自分の司法書士試験の受験生活を、身内、彼女、会社の同僚、地元の連れに説明できますか？

できないですよね？

何を言い返されるか、簡単に予測できるから。

 

で、

司法書士試験の勉強やめたってことは、「人に説明できない生活」から解放されたんですよね？

じゃ、人に説明できることやれるんですよね？

私はできなかったのです。